生きのびた記録

日記と雑記と読書記録

生きのびた日記(2024年1月9日)

仕事。通常営業にだんだんと戻っていく。仕事とアイデンティティを分けるのは難しい。気を抜くとすぐ仕事が自分の人生そのものみたいに思えてくるし、自分の全てを仕事に差し出さなきゃいけないような気になってくる。世の人は仕事をどう捉えているんだろうか。知りたい。

1日に一定時間外出しないと気が済まないたちだ。感覚的には、身体の中にゲージみたいなものがあって、外出するとそのゲージがじわじわと満ちていく。ゲージがある程度たまると、外出したぞ、という達成感が得られて、メンタルが安定する。ただ、仕事が在宅なので、外出ゲージは全く貯まらない。ともすれば一日中座ったまま、前屈みで縮こまって仕事をしている。ひどいときには1日に100歩も歩いてないんじゃないだろうか。出勤は規則的な運動、みたいな面もあったのだなあと今更ながら思う。(前からリモートワークの人たちはとっくに気づいていたことである。)

だが私は出勤が好きじゃない、というか大嫌いだ。自分が首輪をつけられたみたいだと思うし、これから8時間は会社に拘束されると思うと途端に気持ちが沈んでいく。どこかへ逃げ出したいと思いながら渋々会社に向かう。好きなラジオを聴きながら電車に乗るけれど、いつものように気持ちが浮き立つことはない。

こんな絶望を毎朝味わわなくていいのは、居職のいいところかもしれない。運動不足と天秤にかけたら、まだ運動不足のほうがましだ。ひとまずは散歩をもっとするようにするかな。