生きのびた記録

日記と雑記と読書記録

生きのびた日記(2024年1月28日)

朝起きて、朝ごはんもそこそこにだらだらとものを書くなどしていたら、足元がゆらゆら揺れている気がして、あれ、と思ったらドアもガタガタ揺れて、そのとき初めて地震がきた、とわかった。ラジオからも、地震です、と声が聞こえてきた。すぐに家じゅうのドアを開ける。意外と、不安になったりパニックになったりはしていなかった。ぼんやりとラジオを聴きながら、朝だか昼だかわからないごはんを作る。ラジオでは、地震については速報ニュースでしか取り扱わず、すぐにどこかの地域のお祭りの話になった。

出かける。出かけたついでに洗濯カゴを買う。いいサイズのものが見つけられてよかった。こうやってだんだんと生活が整ってきた、はず、なのに、また不安になってくる。自分は何者かになれるのか、何者にもなれないまま漫然と過ごして死んでいくのではないかという不安が、去年くらいからずーっとふわふわとおれの周りを漂っていて、誰かのことをすごいなと思うたびにその不安が実体をもって頭をもたげてくる。ほんとうは、何者でもないまま過ごしたっていいのかもしれないけれど、自分が自分にそれを許せない。自らの首を締めているのと同じだ。そんなことしなくてもいいのに。苦しいな。